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初修者の壁 2 

  いよいよ、100日を経過し、太乙北極真経を拝受する日、晴れやかな気持ちで日訳も同日に頂戴し、早速、家で真経を開きました。

しかし、絶望感を抱くまでには時間はかかりませんでした。漢文の真経に何が書いてあるのか、その日訳を読んでも全くわからず、難解すぎで読み進める事さえ出来ませんでした。

 

  私は、この時、道院が最高学府といわれる所以、経を学ぼうなどという身の丈に合わない欲を持ってしまったことに気づいてしまいました。

  しかし、夙根という言葉を頼りに、諦めることはありませんでした。100日坐をし、神前に誠心を誓ったからにはすぐに諦める事は出来ません。

 

  入会と同時に頂戴した様々な過去の会報を読むと、太乙北極真経を学ぶ糸口を見出しました。会報には、訓文と英訳真経がわかりやすい日本語で紹介されていました。

それらをゆっくり読みました。ある会報では、初修者にむけての用語が解説されていました。私にとっては、宇宙語のような言葉の羅列でしたが、用語の意味をわかりやすく解説してくださっており、何度も何度も読み返しました。

 

  すると、ほんの少しだけ真経を読み進める糸口を見出す事ができました。事務に連絡して、図々しくも、今までの会報で手に入れられるものをいただくことは出来ないか、今までの掲載された英訳真経と訓文を読んでみたいと相談しました。

 

  そのような私の絶望感を、諸先輩の修方の皆様が度ってくださいました。その後、英訳真経の日本語訳や、会報の数々を手にする事ができました。

(坤方弟子 可仰)

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