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華祖誕日祭典(華祖略史)

扶乩で書かれた華祖自画像

 

 

農暦辛丑年四月十一日(2021年5月22日)に華祖誕日祭典を実施しました。

   華祖は三國志に登場する華佗のことです。道院では外慈(救済事業)を司る慈院にお祀りしています。扶乩において方壇(※)に降りられ、一人一人に合せた漢方の処方や治療法を教示されていました。日本人の坤方(女性の修方)が持病について華祖より漢方の処方を賜り、漢方を服用し治癒したことが伝聞で伝わっています。それでは『聖哲略史』より、華祖の略史を転載いたします。

 

華祖

   華佗。字は元化。東漢譙県の人。性を養う術(養生術)に通暁する。漢方に精通し、用いる薬は数種のみで、これを処方し、鍼灸を数所に施すだけで治した。鍼灸が通じない病が重い者には、切開し、腹背を破し、腸胃を断じ、疾を除いて傷を縫うことまで行った。また、すぐに愈(癒)する神膏を伝えた。済南母院の方壇(※)に降臨し、扶乩にて『青嚢秘錄』『金匱丹方』を伝える。

方壇:病気や怪我に対する治療法を神仙に伺う扶乩のこと、

『青嚢秘錄』『金匱丹方』:『青嚢秘錄』は東洋医学の医論を扶乩で華祖が著したもの(日本語訳はまだありませんが、ご興味がある方は道院にて閲覧いただけます)。『金匱丹方』は現時点では不明。

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