2021年11月5日(農歴辛丑年十月一日)に、総院五十九周年記念・至聖先天老祖升座記念日を行いました。金曜の平日にも関わらず、多くの方にご参加いただき誠に感謝いたします。久しぶりに参加された方もおられ、お元気な姿を拝見できて、とても安心いたしました。
一年一回の創立記念日には、海外の道院よりいただいた書を飾っております。こちらをご紹介いたします。
約50年前の1972年(昭和47年)に総院十周年祭にて、海外の道院より書をいくつか頂きましたが、下記は「香港宗母総」より頂いたものです。板に貼られていたものを昨年装丁しました。
東京總院會十周年紀念慶典
東京紫氣放光芒 京都修靈感上蒼
總應玄機期普渡 院宏大道福無疆
會融五教醒愚癡 十載辛勤欲固基
周遍全球展卍字 年逢此日祝良時
紀綱堅守四維張 念定心空楽未央
慶被仁風功徳懋 典章文化即慈船
宗母總駐香辨事處 蔣洋澈 馮辰正 趙智霊 曁全體監賀
お気づきの方も多いと思いますが、各七字漢文の冒頭の文字だけを繋げると「東京總院會十周年紀念慶典」となっています。
【十周年紀念のこと】
この書が送られた十周年紀念の時、創立記念の祭典と共に霊績真人兼中和成化普渡天尊(出口王仁三郎聖師 道名・尋仁)の神位を統院に安位する典礼も行われています。
出口尋仁(出口王仁三郎聖師)は1948年(昭和23年)に帰道され扶乩にて元化真君に錫位されていましたが、1972年9月処科にて黙真人より
「尋仁は証果せられて以来、枢府に於いて霊を運らし弭化し、功績日に増せり。師命にて錫位して、霊績真人、兼中和成化普渡天尊に晋(すす)められた。晋昇慶典は東京総院十周年紀念日と同じく盛大鄭重に挙行すべし」
と訓があり、訓に従い神位の安位式を行っています。この日は大本代表の方、また海外道院の方々と合計で130名もの参加があったと記録されています。
来年(2022年)は東京總院創設六十周年祭となり、干支が一巡し、新たな段階の幕開けとなります。 紀念日は2022年10月25日(火)となります。