初修者の壁 3
現在は、坐をし、経を学ぶことを日々継続しながら、道院の一修方として、未熟ではあるものの自分がいかにあるべきかを自問自答しているところです。
経典は、昔なら命と引き換えに遥々旅をしてやっとの思いで手に入れる事ができたり、本当に一部の選ばれた御方しか手に出来ないものだと思っています。
道院には、珠玉の経典があり、さらにはそれを諸先輩方が後輩の修方のためにわかりやすい日本語に直してくださっています。
それらの苦労を想像するだけでも深い敬意を覚えます。
情報が溢れ、本当に大切なものがわかりにくい世の中において、人が生きる上で大切なものは多くないと思っています。
本当に大切な珠玉の聖賢の言葉が詰まった経典や訓文からの教えの数々が道院にはあります。
自らの夙根がどのようなものかはわかりませんが、今生において、道院に入会し、太乙北極真経を拝受し、また先天坐に巡り会えましたことを、心から感謝せずにはいられません。
長くなりましたが、これから道院に入会される皆様が、初期に感じるかもしれない壁や不安を払拭し、老祖様の弟子として共に学びと坐を深め、自らの天命を知ること、そして、混沌とした世にあって、周囲を照らすべく「道」を歩む人が多くなれば良いなと思っています。
(坤方弟子 可仰)