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修道とは③「修道の方法」──『經坐輯要』より

       初修の方向けの冊子『經坐輯要』より、修道について解説しています。初修の方はもちろん、まだ求修(入門)されていない方にも道院の参考になると思います。

       今回は「修道の方法」となります。十項目があげられています。この全てはできずとも、この中の1つを実践し、通ずることが出来れば、自然と他の項目も深まっていくと思います。

       以下より『經坐輯要』の転載となります。

     

    修道の方法

    (一)内修と外慈(※)を兼ね修めよ。坐と慈は並(ひと)しく重要である。

    老祖曰

    「自ら霊を降し、世を度す(救う)。道旨は内に靜功を授かり身を修め、外には仁慈を廣め、衆を済(すく)うに在り。人を度(すく)い己を度(すく)い、依らず偏らず。各方の間(なか)には道に不明なものがある。ある人は内功を重んじ外慈を軽んじる。これは徳を輔(おぎな)うを失している。或いは外慈を重んじ内功を軽んじる。これは根本を棄てることである。本を立てずして、身を何を以て修するのか、功を何を以て済するのか。」

    ※内修外慈:内修は自己の内面を修める修道を指し、先天の坐、誦経がこれにあたる。外慈は慈善事業であり、寄付、ボランティアなどを指し、形として現れた道が外慈とされる。

     

    (二)経に参じ、訓(扶乩による神仙の文)を研し、真理を必ず明らかにせよ。経訓を倦まず百読し、愈(さら)なる研究は愈々(いよいよ)得る益が多くなる。

     

    (三)四願注意。院に入り、求修の時、誓願を立てる。いつ、いかなる時も、注意し努力し実行せよ。

    ※四願:求修時に誓う四つの願のこと。ホームページ内の求修のページを参照。

     

    (四)四誡注意。矜躁偏急の四病。人は犯しやすく、内には神を傷つけ、外には事に敗す。切に、須らく戒めよ。

    ※矜躁偏急:矜は自惚れ、驕慢。躁は感情の高ぶりのままに行動すること。偏は何かに固執し、中道に立たないこと。急は物事を急ぐこと。これらを戒める四誡があり、この四誡は『太乙北極真経』にも説かれる重要な誡である。

     

    (五)中和平正。

    老祖曰く「中は大本を為し、和は達道を為す。中和は天地萬物の枢機であり、道を化し、修養の鍵である」

      平は「平なる心」なり。人や事に対し、全て公平なり。正は「正なる心」なり。思想言行を全て正大光明なり。

     

    (六)仁義礼智信、これ皆天賦の徳性である。物事に応じ、充分に発揮し展べ広げよ。

     

    (七)忠恕容忍。内に忠(※)し、外を恕(ゆる)す。寛容と忍耐である。

      ※忠:誠と同義。

     

    (八)過ちを改め善に遷ること。過ちを勇を以て改めれば、善へと日進す。

     

    (九)聖號(※)を誦し、祈禱すべし。

    老祖曰

    「吾(至聖先天老祖)が霊は普く照らす。子等(弟子達)と霊を以て相接することを欲する」

    ※聖號:聖号「至聖先天老祖」。道院の正式な典礼においても、誦経の前、また経によりその途中において聖号「至聖先天老祖」を誦する。

     

    (十)誠を恒(つね)に堅く定む。これ修道の要訣なり。

     

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