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道院に入会して

 歳月は人を待たず、光陰矢の如し、百年の久しきも瞬く間に過ぎ去る。そして、ある日突然、無常の風にさそわれる。

 はかない人生、その人生が終わり、気づいて後悔しても遅いのだ。人が生まれて唯一自分で選べるのは「道」を歩むか否かだ。

  この言葉を目にしたとき、道院と縁を持つことが出来たことに心の底から感謝の気持ちが溢れてきました。真経を賜れる縁を夙根というようで、4つの請願をして入会をしたにもかかわらず、入会した時はそこまで深く考えておらず、未熟過ぎた自分自身を振り返り、今、大変恥ずかしく思います。

入会して二年が過ぎ、道院での学びをとおして、「道」が何たるかを少しずつ理解することができるようになりました。そして今は道院に導いてくださった全ての縁に心から感謝しています。

  特定の人物を教祖とするのではなく、ひとりひとりが、神様からお預かりした大切な命を、坐をとおして修養し、自らの内面を清らかにすることで、天地を位育するという天地人の大いなる役割を担える人間になることを、「道」は優しく教えてくださっています。

 「永遠の道」と一体になり、「天と地」と調和の中に生きなさいと、あたたかい眼差しで私たちを包んでくださっているようなそんな気がしています。

  入会より100日坐をしたのちに賜れる太乙北極真経には、人知では到底計り知ることができない壮大な宇宙根源神からのメッセージが記されており、老祖様から人間に届けてくださった大いなる愛ともいえる真心を、真剣に受け取らなければいけないと思っております。

  道院に入会し、賜った数々の書籍には、入会するまでほとんど触れることのなかった、聖人賢人といわれる方々の宝のような言葉が散りばめられており、日常生活における考え方のひとつひとつに、自分を見つめる機会を与えてくれており、未熟な私は、精進を重ね、それらのお言葉を徹底的に身体に染み込ませなければなりません。

  他者を愛し、生きとし生けるものを愛し、地球を愛する人に成長しなさいと、夙根という有難い縁が、道院に私を導いてくださったのなら、その恩に自分自身が応えられるよう努めなければといけないと思っております。そして、その道こそ私の人生の最終試験かもしれないなんて、少し大げさではありますが感じています。

(坤方弟子 章仰)

 

 

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